OWNERS STORY

それぞれの皮ジャン物語
  • Vol.1 Kenichi Asai
  • Vol.2 Takaya Yoshida
  • Vol.3 Motoharu Hirano
  • Vol.4 Zip Stevenson
  • Vol.5 Shoichi Goto
  • Vol.6 GAO Nishikawa
  • Vol.7 Minenori Honda
  • Vol.8 Yasuhide Toyama
  • Vol.9 Atsushi Oyagi
  • Vol.10 Seiji Guitar Wolf
  • Vol.11 Naohiro Takahara
  • Vol.12 Takashi Takayama
2010 vol.08 ハーレーショップオーナー 遠山康秀

男が身につけるアイテムのなかでも特別な存在がレザージャケット。
もともとはモーターサイクリストたちのライディングギアとして生まれたけれど、時代とともにそれは反骨のシンボルとなり、アーティストのトレードマークになったり、そして外すことができないファッションアイテムへと進化した。
そんなレザージャケットを愛用する人たちのそれぞれのレザージャケットへの思いを聞く。
interview/M.Terano 寺野正樹 photo/H.Yoda 依田裕章

OWNERS STORY 2010 vol.08

OWNERS STORY vol.08

「新品で買って以来、20年以上着続けています。」

ボクは今年で58歳になるけど、アメリカが好きになった理由というと、子どもの頃に、テレビで西部劇やコンバットとかを見て、アメリカのファッションとかライフスタイルを見たのがキッカケ。まあ、モロにアメリカに洗脳された世代ですよね(笑)。今でも、軍モノが大好きなんですけど、子ども時代のドラマの影響も大きいですね。それから、学生時代にジェームス・ディーンとかマーロン・ブランドとかを映画で見て、ロッカーズスタイルのファッションとかバイクも好きになって、その頃からバイクに乗ってライダースも着ていましたね。当時はそれほど古着店もなかったし、知識もなかったから、安モノの古着をいろいろ着ていた感じです。で、その後、アメリカ好きが高じて’74年頃からサンフランシスコにしばらく住んでいたこともありました。もう嬉しくて、シスコに着いた初日に街を巡って、すぐにA-2をゲットしたんですよ。馴染ませるためにわざと雨の日に着たり、テレビを見ながら足で踏んでたりとかいろんなことしてましたね。ちなみに、そのA-2はいまだに着ています。それは36年も着ていますが、ほかにも革ジャンに限らず、基本的に中古じゃなくて、新品から使い込んでいくのが好きで、ランタン、モデルガン、時計とか、20年以上使い続けているモノもたくさんありますよ。今となっては、レアで人気のモノもあるんですが、それはたまたまで、当時は普通の新品ですからね。気に入ったモノを使い続けて、自分仕様にアジが出ているのが好きですね。

OWNERS STORY 2010 vol.08

モノ選びのポイントとしては、「機能的であるか」ということです。デザイン優先じゃなくて、こういうときにこう使うから、ココにコレが付いているって感じで、機能があるからデザインになるっていうのがいい。無駄がないですからね。
そういう意味では、このショットの“Dポケ(611H)”は、ライダースジャケットのなかでは、かなり機能的な1着だと思います。革はホースハイドですが、しなやかだし丈夫だし、サイズもジャストなんで、ずっと着ています。もちろんこれも新品で買ってますよ。確か20年ぐらい前に下北沢で買ったと思います。きちんとクローゼットで保管しているんで、特にマメに手入れしているとかはないんですけど、今でもキレイな状態ですよね。実はオイル入れるのもあまり好きじゃないんです。革ジャンなんて丈夫なんだから、普通に着てちゃんと保管してあればそれほど傷みませんよ。ただ、新品から着ているっていうのはあるかもしれませんね。古着だと前の人がどういう状態で保管していたかで寿命も変わっちゃいますから。なるべく長く着込みたいなら、新品を買うことをオススメしたいですね。サイズも納得の行く物を探せますからね。サイズといえば、街着としても考えるなら、もっとタイトで裾も短くていいんだろうけど、中にスウェットやパーカを着てバイクに乗ることが多いんで、ボクはコレぐらいのサイズ感が丁度いい具合なんですよね。それに、革の質も丁度いい。今は丈夫さをウリにするあまり、硬くて重くてなかなか馴染まないっていう革ジャンも多いけど、アレじゃ着ていて疲れちゃいますよ。もちろん好みもありますけど、ボクはこれぐらいしなやかで軽い方が好きですね。自分的に、ライダースジャケットのなかでは、機能・デザインともにかなり完成された1枚だと思います。やっぱりスタンダードなモノってそれなりに理由があるし、1度は袖を通してみる価値があると思います。

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