OWNERS STORY

それぞれの皮ジャン物語
  • Vol.1 Kenichi Asai
  • Vol.2 Takaya Yoshida
  • Vol.3 Motoharu Hirano
  • Vol.4 Zip Stevenson
  • Vol.5 Shoichi Goto
  • Vol.6 GAO Nishikawa
  • Vol.7 Minenori Honda
  • Vol.8 Yasuhide Toyama
  • Vol.9 Atsushi Oyagi
  • Vol.10 Seiji Guitar Wolf
  • Vol.11 Naohiro Takahara
  • Vol.12 Takashi Takayama
2010 vol.04 HTC ジップ・スティーブンソン

男が身につけるアイテムのなかでも特別な存在がレザージャケット。
もともとはモーターサイクリストたちのライディングギアとして生まれたけれど、時代とともにそれは反骨のシンボルとなり、アーティストのトレードマークになったり、そして外すことができないファッションアイテムへと進化した。
そんなレザージャケットを愛用する人たちのそれぞれのレザージャケットへの思いを聞く。
photo/T.Ogawa 小川高寛

OWNERS STORY 2010 vol.04

OWNERS STORY vol.04

「レザーはボクにとって生活の一部さ。」

デニムやレザーとはもう長年つき合ってるけど、レザージャケットについていえば、持っているけど、常に愛用してるわけじゃないんだ。というのもボクが住んでいるロサンジェルスは気候が暖かいから、着るシーズンがすごく短いんだよね。でも今持っているレザージャケットで旧いのは17年前に買ったヤツかな。持っているレザージャケットはどれもヴィンテージだよ。人生で始めて手に入れたのは、あの頃はボクも若かったから、ブランドも年代もわからず買って、すぐに着なくなっちゃったんだよね。だからそのころはレザージャケットへの思い入れもそんなになかったんだろうね。
 でもその後、仕事柄ヴィンテージプロダクツに触れるようになって思い入れも強くなっていったね。
12~13年前の話なんだけど、映画『ワイルドワン(邦題・乱暴者)』でマーロン・ブランドが着ていたというモータサイクルジャケットを手に入れたこともあったよ。
それが実際に映画で彼が着ていたモノなのか、着ていたモノとたまたま同モデルだったのか、または映画を観て同型をどこかのメーカーが作ったのかはわからないんだけど、当時のモデルであることは間違いなかったよ。
 HTCでボクが展開してるスタッズベルトは、昔からレザージャケットを愛する人たちに愛用されてきたモノだから、けして無関係ではないよね。かつてデニムドクターとしてヴィンテージデニムのリペアをしていたときも、よくレザージャケットも直せるのかって聞かれたことがあってね。実際かなりの数のレザージャケットをリペアしてきたよ。
 やっぱりレザーは着ることでどんどん味わいが出て、フィット感が出てくる素材。それを着て行った場所や、いっしょに行った仲間だったり、思い出やストーリーがいっしょに存在できる素材だよね。経年変化とともに着てきた歴史や思い出までレザーっていう素材は刻んでくれるんだよ。
ビジネススーツは着るほどにイイ経年変化はしないし、思い出までできないでしょ? もちろんそれってデニムでも同じことがいえると思うんだ。だからデニムとレザーっていうのはすごくボクにとっては興味深い素材だといえるよね。
そのなかでもレザージャケットっていうのは、けして万人に受け入れられているモノではないかもしれないけど、好きな人にとってはモノすごく特別な存在になるものだよね。バイカーにとっては相棒なんだろうし、ロックンロールやパンクのミュージシャンにはアイコンだったりするよね。とくにハリウッドではミュージシャンのアイコンとしてレザージャケットは認知されてると思うよ。

OWNERS STORY 2010 vol.04

今季もショットとコラボレートしているけど、やっぱりショットっていうのはリーバイスなんかと同じくアメリカン・スーパークラシック・ブランドだと思うんだよね。ショットは一度もそのブランドが無くなることなくレザージャケットを作り続けているし、かつてはアメリカのいろんなレザーブランドがショットをお手本にしてきた歴史があるからね。だからボクもショットのレザープロダクツにスタッズを打つときは、クラシックなスタイルのデザインを大事にしているよ。昔から変わらず存在しているモノだから、スタッズの配置なんかもクラシックで普遍的なスタイルが一番似合うんだよね。
 レザーってボクにとってはビジネスでもプライベートでも身近で、生活の一部みたいな素材。常に好奇心をかき立ててくれるし、今でももっともっと勉強したいと思わせてくれる大切な素材のひとつだよね。

ページトップへ