OWNERS STORY

それぞれの皮ジャン物語
  • Vol.1 Kenichi Asai
  • Vol.2 Takaya Yoshida
  • Vol.3 Motoharu Hirano
  • Vol.4 Zip Stevenson
  • Vol.5 Shoichi Goto
  • Vol.6 GAO Nishikawa
  • Vol.7 Minenori Honda
  • Vol.8 Yasuhide Toyama
  • Vol.9 Atsushi Oyagi
  • Vol.10 Seiji Guitar Wolf
  • Vol.11 Naohiro Takahara
  • Vol.12 Takashi Takayama
2010 vol.02 バーオーナー 吉田隆哉

男が身につけるアイテムのなかでも特別な存在がレザージャケット。
もともとはモーターサイクリストたちのライディングギアとして生まれたけれど、時代とともにそれは反骨のシンボルとなり、アーティストのトレードマークになったり、そして外すことができないファッションアイテムへと進化した。
そんなレザージャケットを愛用する人たちのそれぞれのレザージャケットへの思いを聞く。
interview/M.Terano 寺野正樹 photo/M.Kato 加藤正憲

OWNERS STORY 2010 vol.02

OWNERS STORY vol.02

「スタンダードで時代に関係ないところが魅力。」

革ジャンは、昔の方がたくさん持っていたけど、なかには売ったりあげちゃったりしたのもあって、随分減ったけど、それでも未だに20着ぐらいは持ってるかな。
もちろん、持っているモノは今でも着てる。さすがに30代後半になってくると、長髪・ブーツ・ライダースで街をウロウロ歩くワケにもいかないから(笑)、今ライダースを着るのはバイクに乗るときだけ。でも逆に、バイクに乗るときはほぼ100%ライダース着てる。夏でも長距離のツーリングなら、Tシャツに薄手のライダース1枚羽織っていくしね。やっぱりバイクにはライダースが似合うし、転んだときでも身を守ってくれるし。
そういう感じだから、ここ最近新しく買ったことはないけれど、今持ってるモノに関しては、大体新品から着ているモノばかりで、全部10年以上は経ってるんじゃないかな。
そのなかでも一番旧いのが、このショットのダブル。買ったのは15歳頃。頑張ってお金を貯めて買った1枚。特に映画の誰かとか、ミュージシャンの誰かに憧れてっていうよりも、当時は先輩や周りの仲間も革ジャン着てる人が多かったから、自然に好きになった感じだね。買ったときはほとんど毎日着てたよ。今じゃ信じられないけど、真冬でも中はTシャツ1枚とかだったもんね。
もう買ってから23年ぐらい経ってるからね。最初は硬かったけど、今じゃ相当柔らかくなってる。ちゃんとオイルも入れてるから。昔は洗濯して脱水だけ洗濯機を使ったり、襟の部分に折り目を入れるために、水につけた後に、ぎゅっと押したり、いろんなことしてたね。今じゃたまに気になったらオイルを入れてあげるって感じ。オレ、基本的にモノ持ちがいいからね(笑)。昔のアイリッシュセッターとかも持っているし。手入れさえしていけばスタンダードなモノって旧くならないからいいよね。例えば昔、紺のブレザーとか流行したじゃない。それなんかでもオレ持っていて、たまたまホテルで食事する機会があったときに着たりするからね。今着ると、そういうのもまた違う魅力を発見したりして、意外とよかったりするんだよね。
革ジャンに関してはこのショットに始まって、いろんなブランドやヴィンテージを着てみたりとかいろいろ買ったね。革ジャンの買い方としては、見た目がいいのと、デザイン的にも革の質的にも長く着れそうなモノ。あとは、突飛な色やデザインのモノは買わないって感じかな。
オレがショット買った頃って、ジーパンといえばリーバイスだし、革ジャンといえばショットぐらいしかなかったから。だから、好き嫌いとかじゃなく、みんな着てたよね。そういう思い出も含めてかもしれないけど、やっぱり原点という感じもある。ヴィンテージも着たことあるけど、ショットもリーバイスもこれぐらいの年代の方が好きかな。シルエットとか縫製の仕方がいいんだよね。いい意味でダサイというか、アメリカっぽい感じがなんともいえない。この辺のモノが自分の中でのルーツだし、スタンダードになってる。

OWNERS STORY 2010 vol.01

このダブルに関しては、最近はあまり着ていないけど、これまでにも手放そうと思ったこともないし、これからも手放すことはないだろうね。そもそもスタンダードなモノって時代とか流行に関係ないから。自分のなかではその時々で好みというか流行があるんだけど。だからまた、いつか自分のなかで一周してショットが流行ることがあるかもしれない。そうなったときはまた一段といい風合いになってるんじゃないかな。

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